大地にいる、所詮は下の民たる俺たちを見下しもせずに気にもかけない夜空の王は大地を踏まず、天高い杭の上に足をついていた。 あれほど騒がしかったのが一転して静かに。 ウザいアナウンスも、荒れた野次馬も、吠えていた敵も。 全てが黙り、夜空に一番近い場所に立つラグナを見ていた。 俺には見えない。 見られるわけがない。 だって、こんな遠い場所(下)にいるんだから。