(一)
天空宮学園は言ってしまえば、何でもありの学園だった。
普通の一般人向けの勉強をさせる校舎があれば、魔法専門高まであり、剣術体術といったファイター専用の校舎まである。
ピンからキリまで、ああ、こんな言葉がこの学園内部にはぴったりだ。
全てを巡るには一年あってもたらねえだろうし、自分が学ぶこと以外のことなどまったくの眼中外。
特に俺がいる魔法専門高は特に力を入れて勉強をしなきゃならず。
特の特に、俺が専門とする“科目”は並大抵の努力では結果を出せない厳しい場所だ。
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