真っ暗になった外から加奈の部屋を見上げれば、電気がついている。 やっぱり帰ってんじゃねぇか。 加奈が自分の意志で俺に会わない様にしているのを感じて、ちょっと怯んだ。 どういうつもりかわかんねーけど、このままじゃいつまでたっても言わなきゃならない事を伝えられない。 それに、やっぱり顔見てぇし。 「えぇ?翔ちゃんじゃない。あら、加奈がいる時間帯に来るなんて珍しいわね~!雪でも降るんじゃない?」 加奈にそっくりな声で迎えてくれたのは、加奈の母親。 性格も加奈に負けず劣らず…天然だ。