「美果、どうしたの?」 「えぇー?」 昼休憩のとんでもない約束から教室に戻る。 座席に着いた途端にぐったりと机に突っ伏したあたしを心配してか、千鶴がちょいちょいとあたしの頭を指先でつついてきた。 心配そうな声に顔を上げれば、目の前には千鶴のほんわかした笑顔。 ああ、癒やされる。