皆、不思議そうに夏海と裕也をチラチラと眺めている。。。




「ゆ、ゆーやぁ…恥ずかしいよぅ…。」



そう言うと、裕也の胸に顔をうずくめる。




しばらく歩くと、部屋の前に着いた。。。




裕也は夏海をそっと床へおろすと、『きおつけてな…。』と言うと、なぜか顔をそむけ…一瞬、とても辛そうな表情を見せた……。






夏海はゆっくりとそのドアの前に立つと、ドアに書かれた文字を見た。。。





《ICU、集中治療室…。》




確かに、書いている文字は…ICU。と書いている、





夏海は慎重にドアを開けると、横たわっているあみに近付いた…。