夏海は頭に手を押さえながら、またフラフラと歩き出した。。。




しかしスグにめまいがして、その場に倒れ込みそうになった。





裕也はそれを支えると、腕を掴んで言った。。。


『まだ無理だろ!!1人で歩くのは!!』




「っちょっと!!…ッ……放してよッッ!!」



そう言うと夏海は裕也の手を引きちぎるように、自分の手から離すと言った…。




「あみに会いたいの!!あみはどこ……?」



そして夏海の目からは大粒の涙が溢れ出した。。。




裕也はその光景をじっと見ていると、



『じゃあ…。あみの所行こ!!!』


と言うと夏海の体をフワッとお姫様抱っこした。


突然の出来事に驚きながらも、夏海は裕也に抱かれながら、じっとあみの部屋に付くまで裕也の腕の中で揺られていた。。。