裕也と並んで歩く…。



もう、あたり前みたいになったけれど

なんか。久しぶりな気がする…



「ねえ?」



夏海は、ある気になってたことを聞くことにした。



「前にアタシに何にも言わないで、学校にいちゃった事あったでしょ?」




裕也は思い返すような表情をして言った。


『うん。』



「あの時、何で怒ってたの?アタシなんかした??」



そしたら裕也はちょっとムスッっとした顔で言った。



『あぁ、したよ…。』



「ごっめん…。心当たり無いんだけど。。。アタシ何したの??」




手を合わせて謝る夏海に裕也は別の方を向いて言った。。。




『夏海、この前あみが休んだ時ダレといた??』




夏海は普通にケロッとした顔で答える、




「慎二だよ?」




『ふ~ん。』




あいまいな答えに夏海は問う。




「ふ~ん。って、それがどうかしたの?」




『お前そいつと抱き合ってただろ、だからだよ…』




「っえ!?」




「ああ、それね…。アタシ慎二に告られたんだ。それで、キッパリ『ごめんなさい。』って言ったんだけど最後に抱き付かれたの!!」




そう言うと裕也はこっちを向いた。



「だから…、抱き合ってたんじゃない…抱き付かれたの。。。アタシは裕也が好きだから、」



夏海がほっぺたを膨らまして言うと裕也は少し安心して、笑った…。





『そっか、よかった。これで胸の内のもやもやが取れたよ…。』



『だよな。夏海が浮気なんてするハズねぇもんな!!。』



そう言うと裕也は夏海の頭に手をおき、優しく撫でた。。。



そして強く言う、




『そいつに言っとけ!今度夏海に何かしたらぶっ飛ばすっ!て…。夏海に何かしていいのは俺だけなんだからよ!!。』




そして夏海は笑顔で言った…



「うん!!」