ベストラブ

ピーポーピーポー



『夏海…ッヒック。。。』


あみはマダ泣いている…


裕也は夏海の手を取ると…ギュッと握りしめた。



夏海…

大丈夫か??

お願いだよ…早く目を覚ましてオレに「大丈夫だよっ」って…笑ってくれよ!!




『裕也…大丈夫か?』


そんな裕也の様子をみて、心配そうに言うリュウセイ。






少し経ってから裕也が前、学校の二階からおっこちて骨を折った時にもきた、第一病院に夏海は運ばれた。。。





『1、2、3っ!!』



掛け声と共に、夏海はタンカに乗せられて病院の中に入って行った…







それほど大した事もなく、

夏海は2、3針ほど頭を縫っただけですんだ。



病院の上でスヤスヤと眠っている夏海の手を、ズット握りしめている。


夏海の手がスッポリとおさまる…その大きな手は裕也だ。。。





――・夏海は夢をみていた・――





『夏海…?』そのチョット低い声で夢の中のアタシは、目が覚めた…




私はゆっくりと、まぶたを開ける。。。



…しかし、その人の顔を見ようとしても、
暗くてよく見えない…




その人は、私の手をギュッと握ってくれた…。




私はその手をギュッと握りかえして、
その大きな手にしたがって歩いて行く…。




「…ッ…まぶしい。」




しばらく何もない、道も無いところを歩いていると、まぶしいくらいの光が現われた…




私とその人は、その光に向かって歩いた…



歩いてはマタ歩いた…




歩きまくった私たちはもうその光がすぐ近く…手を伸ばせばとどきそうな所まで来ていた。。。



怖いけどなんだか私たちは、その光に飛び込もうと決めた…。



何でかはわからない…。


ただ…。



この暗闇から、この光は…

この光はアタシを救ってくれる様な気がする…




私たちはその光に飛び込んだ…っと同時に、体かスーっとして、いっきに重たくなった。。。