ベストラブ

『おい…大内って、お前の…』


そうリュウセイが言い終わる前に裕也は走り出していた。



ひとごみを、かき分けて中に入って行く…


「ちょっゴメン…」



やっと出れた裕也は自分の目を少し疑った…。






裕也の目にうつった光景は…


夏海が倒れていて、

それをかばう様にブラウスで頭を押さえているあみ…。






「夏海っっ!!!!」



そう叫んで…階段を降りる…。




「おいっ!!おい夏海!」



裕也も同じく夏海の肩を持ち、揺するが返事は無い、



そんな時、後ろからリュウセイが来た。


『おい!大内は!?』


「気ぃ…失ってる…。」

そんな夏海にあみは取り乱して泣き叫んでいる…
『なつみぃ…!!ヒックッ…グスッ……』



「よしっ!!あみは夏海の頭押さえてくれ!!」


『ふぇっ!?』


そう言うと、裕也は夏海を軽々と抱えると、階段を急いで降りて行く…



『おい裕也なにすんだよ!!?』



そんな裕也の後を追いかけるリュウセイ…



3人の通った後は、生々しい血痕の後が残っている…。



傷が深いのか、おびただしいほど出る血液に、あみのブラウスは完全に真っ赤に染まった。。。



職員室につくと裕也は怒鳴った。


『おい!!救急車呼んでくれ!!怪我して意識がねぇんだよ!!』



その声にビックリする先生たちは急いで救急車をよんだ…



しばらくして、救急車が来ると、先生に授業があるから残れと言われたのにもかかわらず、無理を言って3人は一緒に救急車に乗り込んだ…。