その日の夜空は雲が一つもなくて、星が空から降ってきそうなくらい美しかった…。

まるで…2人の付き合いをお祝いしてくれるように…。

『じゃ…。また明日。』
「うん。またね!」

夏海が家に入って行ったのを確認した裕也は、自分の家に帰った。


『夏海~、遅かったじゃない~…。』


「あーゴメンお母さん。」

キッチンからはお母さんの声と晩ご飯の匂いがする…。


(今日はシチューかな?)なんて事を考えながら部屋に入った…。