ベストラブ

数日後…

裕也も退院して、あとは骨がひっつくまで安静に、といわれ…
一緒に登校してきた夏海と裕也だった…が!

「ケラケラッ!もう裕也おもしろスギ!!地面見てたらおっこちたって…ケラケラッ。」

『っるせーな~そんなに笑うなよ!!』


いつものように楽しく登校してた時だった…。



前を見た夏海…
その視界に入ってきたのは……。

(ハルカ…??)


ハルカだ。
しかも裕也に向かって手を振っている。。。

『裕く~ん♪一緒に上がろうよぉ。』

(っげ!!ウワサで聞いてたけど…それにしてもすんごいブリブリしてるなぁ。。)

「ね、ねぇ…ハルカと裕也って同じクラスなの??」

『あぁ…うん、そうだけど??』

夏海はちょっとスネタ感じで言った。

「ねぇ!手ぇ振ってるけど?…。」

『…ウン。じゃあ夏海、ここでな。』

「うん。」

夏海は歩いて行く2人を見て、こう思っていた。
(ハルカのヤツゥ…あたしが裕也の事スキって言ってから数日たつけど…いきなりアレかよぉ…。)


そして小さく呟いた。

「裕也は誰がスキなんだろう…」