「すっ、スミマセン!!山田裕也がいる病室はっ!ハァハァ…。」

急いで走って来た夏海は息切れながら病室へ向かった…。

(裕也…!死んじゃダメだよ裕也!!アンタがいないとアタシ……)

そう思い泣きそうにながら病室に飛び込んだ。

ガラッ!
『おう!夏海…』

「えっ……?」

「ゆーや…死んでない…。」


『はっ!?…勝手に殺すなよ!(笑)』

「だってゆーやベランダから…」

『落ちたよっ!!もー、すんげー痛い!!』

「裕也…大丈夫なの??」

そう言うとケロッとした顔でわらって、

『腕は骨折したけど…体はピンピンしてる!!』
「うそぉ……」

安心したのか自然に夏海の目からは涙が流れていた。