嬉しそうなあみは話し始めた。

『前さ、裕也クンが海斗が呼んでたって、きた事あったじゃん。』

夏海は少し考えて思い出したように返事をする。
「あー、うん…」


『その時夏海が裕也クンは、ただの幼なじみってゆったでしょ?』


「うん、…それで後ろで裕也が聞いてて…。」


『そうそう、その後…夏海が海斗のとこに行ったあとに、、』

「あとに…。?」

興味深々であみの話しに耳を傾ける。

『友達&幼なじみかぁ…って哀しそうな顔で言ったんだよぉ♪』

「で…?」

「そんだけ?…」

『うん…そんだけ、だよ?』

夏海は物足りなさそうに言った。
「なぁんだぁ…」


すかさずあみが言う。

『でもさ!超、遠回しに好きっ♪って言ってるようなもんだよ!!』

「そう?…」

夏海が自信なさげに言うと…

あみは、『そうだよ!一緒に彼女になれるようにがんばろ!!』と、勇気をくれたのだった。