駿の為にも!(笑)


それより、、、なんて告白する?


"前から好きでした。付き合ってください”


うーん。


"好きだ、俺と付き合って”


慣れなれしいか?


もう。


「浅川ぁ~」


約3秒後。


「トゥルル・ルルル・トゥルル・ルルル~」

「は」


ドラえもんのオープニングのイントロを口ずさみながら、浅川がやってきた*


「はいよー何々?」

「なんで、ドラえもん?笑」

「だってぇ~、けんちゃんがぁ~、『ドラえもぉーん』みたいに俺のこと呼ぶからぁ@」


自分の顔の前で、手を組んで可愛子ぶりしながら、言ってきた。


「・・・っ俺が、のびた?」

「そーなるねw」

「やだー俺、できすぎくんがいい」

「じゃあ俺、もてすぎくん+」

「そんなのいるの?浅川にピッタリだな^^」

「だろ?笑」


こんなことを話しているうちに、自分の用件を忘れてきていた。

が、


「で?何ー?俺に用があんでしょ?」


という、浅川の言葉により俺は思い出すことができたのだ@


「あー、そうそう。あのさ、ちょっと・・・」


俺は、浅川を手招きした。


「告白のセリフを・・・」

「なるほど~俺にアドバイスをしろと」

「まぁ、そうゆうこと」

「ふふーん、じゃあね~『俺の女になる気ない?』とかどう?」


浅川はニヤっと笑った。


「っ馬鹿か?そんな上から目線・・・」

「じゃあ、『僕、君のことが好きなんだ。』とか?」

「子供すぎない?」

「あー、じゃあ大人系にする?」

「うん」


ちょっと嫌な予感がした。


「『愛してる。キスしたい。』うきゃーいいねぇ~」


嫌な予感、的中。


「バーか。もういいですー。」

「えー、けんちゃぁーん」


可愛子ぶりをしてくる浅川に、ゲンコツを一発くらわして、俺は自分の席に戻った。