奏もその日の昼休みに 『香のこと・・・本当にすまなかった。おまえを苦しめて・・。』 と謝って来た。 けど、隣にいた香くんは 『ちょっと・・言い過ぎた・・・けど、間違ったこと言ったとは思ってないから。』 と、吐き捨てるかのように私に言うので、奏にバシッと頭を叩かれていた。 私が可笑しくてクスクス笑い出すと、奏も香くんも度肝を抜かれたような顔をして私をじっと見てきた。