車を飛ばし、空港に着いた俺は必死に梨乃の姿を探した。 何時の飛行機かも分からない。 ・・・もう一度永留に電話して確かめるか? いや・・その間にもあいつは飛行機に向かってるかも・・・・・え!?。 「梨乃!!」 エントランスに走って向かう梨乃らしき後ろ姿を発見した俺は、無意識にあいつの名前を叫んでいた。