「じゃあ私、亜里沙が心配してるから先に帰るね?また明日!」 私は先生に背を向け歩き出す。 「おいっ・・・。」 先生が叫んだその時だった。 ふわぁっと温かい優しい風が私たちの間を吹き抜けた。 それはまるでひだまりのような、光のような安らぎだった。