まっすく先生を見つめる。
先生は少し驚いたような顔をして、私を見る。
「先生は・・本当は私のことどう思ってるの?どうしたいの?憎んでるの?殺したいの?」
「・・・・。」
先生は固まっていた。
それでも私は引き下がらない。
どのみち、このままってワケにはいかない。
私がユラユラしてたんじゃ、香くんも納得しない。
先生との仲を応援してくれたみんなの努力も意味がないものになってしまう。
なにより、私自身がダメになってしまう。
本当のことが分からない分、想像が膨らんで、どんどん闇に落ちて行ってしまう。
私はそこから這い上がれる自信がない。
だから、その前に・・・。

