おばあさんは静かに目を閉じる。 そして少し考えたあと、静かに口を開いた。 「お嬢さん・・・・。私は、それはむしろ卑怯じゃと思うんじゃ・・・。孫を言い訳になんぞしてほしくない。人はいざ幸せを目の前にすると、失うのを恐れるもんじゃ・・。」 「・・・・・・。」 「孫は・・・恥ずかしながらあんな親じゃ。辛い思いもたくさんしたじゃろうに・・決して自分の人生を嘆いたりはせんかった・・。あんないい子に育って・・・・・。」 おばあさんの目に、涙がうっすらと浮かび上がる。