私は何かを振り切るかのように、勢いよく立ち上がった。 悔しさと悲しさに唇をギリっと噛みしめる。 「・・・・サヨナラ・・・先生・・。」 私はそれだけ言うと、カバンを持って先生の部屋をあとにした。 一瞬だけ・・先生の目が曇ったように見えた気がした。