文化祭でハイテンションになっている教室。 私はぼんやりと、女子に囲まれている先生に目をやる。 「かっこいいな・・・。執事の先生・・・・。とか思ってるんだろ?」 奏が突然私の前に顔を出し、呆れながら言った。 私は顔を赤くしながら首を思い切り振った。 「思ってない!!思ってないよ!?」 私の言葉は私の顔を前に何の意味もなさなかった。 奏は、はぁ~っとため息をつくとションボリと肩を落とした。 「俺だって同じ格好してるのに・・・。何とも思わないんだ?」 奏の言葉に私と亜里沙は顔を見合わせる。