「バーカ!」 奏の軽いげんこつが私の頭を小突く。 「人の気持ちは簡単に変えられないって、1番知ってるのは梨乃だろ?」 奏は私に優しく微笑む。 「また2学期からよろしくな!それまでには俺もちゃんと気持ち切り替えるようにするから。だから・・・夏休みはもう会わない。」