私は息をのむ。 決意した。 もう迷わない。 ゆっくりと先生に近づく。 先生の目の前まで近づくと私は立ち止まり、先生の目をじっと見て言った。 「私が好きなのは先生。奏でも光でもない。私が今、誰よりも愛しているの先生だよ。」 突然の告白に先生は目を丸くして黙っていた。 未来も驚いて言葉を失っている。 私は先生にニコっと微笑むと、クルっと先生に背を向けて歩き出す。 先生も未来もまだ固まったままだ。