『コンコン・・』 「失礼しまーす。」 「お!よく来てくれたな!相沢。」 私がドアを開けるやいなや、先生はとびっきりの笑顔で私を迎えてくれた。 そんな顔されちゃうと、調子狂っちゃうな。 「あの・・先生。お手伝いって・・。」 私は先生から視線を逸らしながら呟いた。 「ん?・・ぁあ、これこれ。明日のホームルームで使う資料。コピーしといたから、1枚ずつ取ってホチキスで留めていってくれ。俺もやるから。」 「・・分かりました。」