すねるような目で晴弥をじっと見ると、

晴弥は呆れてる。

「オレは寝不足慣れてっけど、ブータンは違うだろ?ちゃんと寝てくれよ…」

「うーん」

「肌ボロボロになんぞ?」

「…うん」

「待ってなくても、ちゃんと帰ってくるから…さ。こうやって朝会えればいいだろ?」

そう言って、晴弥は笑みを浮かべた。

キューン

あ、胸がなった。







「は~い。じゃあ今日から先に寝まーす」

「そーしろよな」

そして、もう一段と素敵な笑顔。

きゃ。

やっぱ幸せだぁ。

ニマニマしちゃう。






「ねぇー。晴弥…昨日ほとんど寝てないよね?何でこんな早起きなの?」

そしてそして…。

私が寝ていた…あのベッドで、寝てたのかなっ。

ってのが、気になった。






起きてベッドを確認したら…

晴弥が寝てたような形跡があったからぁ!

綺麗だった枕にちょっとシワが寄っててねぇ、

…きゃあっ。







そしたら、晴弥。

「昨日は、寝てない。…後で寝る」

…へ?

寝てないぃ!?