「あらやだぁ。
小春と晴弥くんの部屋よぉ」

「あらやだぁ、お母さん。
それって何かの間違いでしょー」

「ううん、間違いがおこっても晴弥くんならいいわよぉ」」

ま…間違いって~。

何言ってんの?この人っ!








「お母さん…もしかして、その年にして、もうボケちゃった?」









ビシ

バシ

笑顔のお母さんに、二回も続けて頭をたたかれた。

「なワケないでしょ」

「…いったぁ~い。私の部屋はこっちじゃないよ!お母さん正気?」

「やだぁ。正気よ?小春の部屋狭かったでしょ?こっちに模様替えしといたからね」

「晴弥が嫌がるからっ!この家に泊まりたくないって言うよぉ?」

「あら~。晴弥くんは別にいいって言ってたけど?」










う…嘘ぉ。

冷や汗が背中をつたう。








晴弥…が?








きゃ。

ドキドキしてきた。