「コハルちゃん!一人でニヤけてっと…かなり危険人物」

「ほっといてよね~。あっ、タツ…メニュー並んでるよ。何するっ?」

「オレさっき食ったからいいよ。コハルちゃんだけ食べなー」

「本当に?じゃあやっぱ、タツ仕事戻っていいよ。私、一人で…」

そう言うと、タツに手を引かれた。

「一人じゃココ入れないんだよね~。ホレこのパスがねぇと」

タツは入口のセンサーにパスをかざす。

すると、バーが上がり…中に入れるよーになった。

…ナルホドね。

ここでも部外者チェックがあるワケだ。









中に入り、ハンバーグ定食を頼んだ。

トレーに出来上がった定食を乗せ、タツとテーブルに移る。

うわ~、おいしそっ。

パクパクモグモグ食べてると、タツは隣で携帯をいじっている。

「何してるのー?」

「んー。ブログの更新」

「へぇ~。何書いてるの?」

「可愛いモデルとランチ中って…」

「モデル?えぇっ、どこどこどこどこっ!」