「だからさ、多分……多分だけどなっ? 怒られるんじゃ、ね~と思う」


タツは軽く、晴弥の肩をポンとたたく。


「余計なお世話。どっちみち、小春のコトは、オレから社長に話すから……」


「マ~ジ? 晴弥やるな。ま、頑張れよ。

コハルちゃんを傷つけたら、オレが許さないからなっ」


タツはニッと笑って、


私と晴弥の少し開いた距離を狭めるように、手と手をくっつけてくれた。


うわぁ……。


晴弥と、手が触れたっ。


タツ……ありがとう。


「デコボココンビ、意外とお似合いじゃん? じゃあな。晴弥また後で」