「1時間外出するって……」

「ふーん、そうなんだ。これ、食べていい?」

「うん、サリンちゃんの分だよっ」

テーブルの上の、晴弥が作ってくれたおかずをサリンちゃんの前に出す。

ご飯もよそって、スープも温めなおした。





サリンちゃんは黙ってご飯を食べていた。

晴弥がいたから……出てきにくかったのかな。

もしかしてそれがわかってて、晴弥は出て行ったの?





サリンちゃんは、さっき私が持って行ったのとは違う服を着ていた。

大人っぽくて、キレイだな。

うらやましぃ。

私にもその妖艶な感じをわけてほしーよぉ。