「ブータン、今から夕飯の用意すっから、手伝えよ?」 晴弥はなにもなかったかのように、私を置いて部屋を出て行った。 ぽかーんと空いた、私の胸の中。 抱きしめられることも、キスもなく。 それ以上は……起こったら困るけど。 でも、 なんか、置いてきぼりをくらったよーな そんな気分になった。