こっちの言葉で

早口でまくし立てると……違う部屋へ

入って行ってしまった。





なんなの?

晴弥とお母さんは顔を見合わせ、苦笑い。

え?

何て言った?






「サリンちゃん……今、何て言ったの?」

「いや、知らない方がいーと思う」

晴弥は相変わらず、苦笑いしていた。






きっ……

気になるっ!







「やだっ!教えてぇ~」

「まぁいーだろ。気にすんな?それよりさ、邪魔者がいなくなった所で」

晴弥はニッと笑い、私を晴弥の隣の、今までサリンちゃんがいた場所に呼んでくれた。