「サリンちゃん!さっきのパイ、ワザとでしょ?

だって…キムチ入ってた!」

「えぇっ?キムチなんか入れてない。ひ……ひどいよ」

晴弥の肩にすがり、泣き崩れる

サリンちゃん。








もぉ~

ハラワタ煮えくり返っちゃいました!






「サリンちゃんっ!言いたいことあったらハッキリ言って!!

私がイヤなんでしょ?晴弥と…その…つ…つきあ」

『付き合ってるから』って言いたかったんだけど、

なんか言えなかった。






晴弥は好きって言ってくれたけど、

ずっと遠距離だったし……

実はあんまり実感がない。







そのスキに、サリンちゃんは

私に何か暴言を吐いた……

と、思う。