ぎゅむ。

唇に柔らかい感触。

晴弥の唇…

柔らかい。

でも、何かちょっとベタベタしてるんだね。

パチと目を開けると、

グイと何かを押し込まれた。







いやん。

晴弥…

こんな所で大胆っ!






って…

あれ?

もぐもぐ…。






「ガキは甘いもんでも食ってろ」

晴弥がくれたのは、甘いキスじゃなくて

さっきお母さんが投げてきた…グミキャンディだった。