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「はい、これがロッカーのキー」


松木さ――マッキーはそう
言うとあたしに小さな
キーを手渡した。
(↑ヤケ)


「女のコの方には、ボクは
入れないから。

悪いけど自分でその
ナンバーのロッカー探して
着替えてきてね」


言われて手の中のキーを
見ると、上の方にシールで
『7』と張り付けてある。


「仕事中は私物はいっさい
携帯不可だから、忘れずに
鍵かけて。

キーは、バックヤードに
保管する所があるから」


「ケータイもダメ?」


「ダメだよ。

ああそうだ、ロッカーに
閉まっとく間も、電源
切るかマナーモードに
しておいてね」


えー……めんどくさいな。


だいいち、それじゃ
働いてる間、メールとか
ゼンゼン見れないじゃん。


不満そーなあたしの顔に
気づいて、マッキーは
優しくたしなめるように、