「い、言わないよ!!だって……あたし……龍馬だからいいよって言ったんだもん!!」


「それ以上言うな。マジで押し倒すよ?」


美空は何言いだすかわかんねぇから怖ぇよ。


参ったな……。


この前までは、美空のことを妹のように思っていたのに。


一つ年下でメソ男の幼馴染。


メチャクチャ可愛いけど、手を出そうと思ったことはなかった。


もちろん、軽々しく遊ぶ対象でもなかったけれど。


でも、今は美空を手に入れたいと思っている自分がいる。


今すぐにでもその全てを奪ってしまいたい。



「ここでじゃ嫌だよ……」


「ここじゃなきゃいいわけ?」


クスッと笑いながらそう聞くと、美空は首を左右に振った。