腕の中にすっぽりと収まる美空の体。 髪の毛から漂うシャンプーの匂い。 「龍……馬?」 少し困りながら俺の名前を呼ぶその声。 「あんま俺を刺激しないでよ?」 「……え?」 「マジで襲うよ?」 耳元でそっと囁くと、美空は体をビクッと震わせて俺の服をギュッと掴んだ。