「なぁ、俺もまぜてよ?今さ、スゲェ暇なの」
からかい半分、本気半分。
暇つぶしにそう言うと、何故かみぃ~ちゃんが俺の姿をジロジロ見て予想外の反応を示した。
「……ねぇ、たぁ~くん。まぜてあげる?」
「えぇ?!ありえないよ!!どうして?!」
尋常じゃないくらい慌てふためくたぁ~くん。
「だってこの人、すごいカッコいいんだもん!!」
女はたぁ~くんの腕をパッと離すと、俺の腕をガシッと掴んだ。
「あたし、あなたと遊びたいなぁ」
みぃ~ちゃんの胸が容赦なく俺の腕にぶつかってきて。
やっぱり、みぃ~ちゃんは80点だ。
ハリがあってなかなかいい感じ。
……って、今はそんなこと考えてる場合じゃない。
「いやいやいやいや。冗談だって」
何で本気になってんだよ。
めんどくさいことが大っ嫌いなくせに、自分からめんどくさいことに足を突っ込んじまった。



