Black★Joker【完結】


「なんか……楽しかったな」


一日があっという間に感じたのは久しぶりだった。


だけどさすがに体が悲鳴を上げている。


龍馬は疲れた様子を見せなかったけど、こんな時間まで遊ぶことのない僕はクタクタだ。


一刻も早く布団に潜り込みたい。


何の変哲もない一軒家の門扉を開けてドアに手をかける。


もう日付が変わっていた。


僕は物音を立てないように、ゆっくりと玄関の扉を開けた。