Black★Joker【完結】


「あはははは!」


「それホントにー?ありえなくない?!」


近くのコンビニで適当に時間を潰してから校門に戻ると、そこには可愛い女子高生がたくさんいた。


男だらけのむさ苦しい工業高校に通っているせいか、この学校がパラダイスのように感じられる。



「ヤバいなこれ。最高じゃん」


やっぱり共学にすればよかったかもしれねぇな。


いや、あの当時俺が入れそうな学校は今の工業高校だけだった。


中学時代、もう少し勉強しておけばよかった……。


そう心の中で呟いた瞬間、「龍馬~!!」とブンブンと手を振りながら美空が駆け寄ってきた。