「あはははは!」
「それホントにー?ありえなくない?!」
近くのコンビニで適当に時間を潰してから校門に戻ると、そこには可愛い女子高生がたくさんいた。
男だらけのむさ苦しい工業高校に通っているせいか、この学校がパラダイスのように感じられる。
「ヤバいなこれ。最高じゃん」
やっぱり共学にすればよかったかもしれねぇな。
いや、あの当時俺が入れそうな学校は今の工業高校だけだった。
中学時代、もう少し勉強しておけばよかった……。
そう心の中で呟いた瞬間、「龍馬~!!」とブンブンと手を振りながら美空が駆け寄ってきた。



