「ブラックジョーカー?なんだそれ」


「じゃあ、問題です。ブラックは黒、ジョーカーはおどけ者……さて誰のことでしょう?」


「……全然わかんねぇ。つーか、その問題なんなの?なぞなぞ?」


「さぁ?なんでしょう」



正解は、神谷龍馬でした。


自分のことを問題にされていることに気付いていない龍馬。


あたしはそんな龍馬を見てクスクス笑った。



「……んだよ、それ。答え教えろって」


「ダーメ、女の子の胸を見た罰!!」


「うわー……今日気になって寝れねぇよ」


あたしは、ガックリと肩を落とす龍馬の耳元でそっと囁いた。