「優、またな」 「龍馬……」 俺がそう言うと、優は嬉しそうにはにかみながら頷いた。 「そうだ、母さんが龍馬に謝りたいから今度うちに遊びにおいでって。クッキー焼いて待ってるって」 「……おう。楽しみにしとくわ」 そう答えると、優と川上は揃って部屋を出ていった。 「……ねぇ、龍馬?あたし、あまりの展開に全然ついていけないんだけど」 「いいんだって。ついてこれなくて」 「また仲間外れにするー!!」 二人が部屋から出ていくと、美空は俺の腕に自分の腕を絡ました。