「部屋に行って勉強するから」


僕は母さんと目も合わさずに階段を駆け上がると、部屋に飛び込んだ。


鞄を床の上に投げて、体をベッドに横たえる。



「……神谷……これで終わったと思うんじゃねぇぞ?!」


川上の言葉が未だに頭から離れない。


龍馬もその言葉を忘れてはいなかったようだ。



「メソ男、いいか?もし何かあったらすぐ俺にすぐ連絡しろ」


龍馬はそう言っていたけど、その約束を破る羽目になりそうだ。