「それにほら、美空の学校って頭いいじゃん?バイトしてる時間ないだろ?」


「そんなことないよ。優だってバイトしてたし」


「だーかーら、あいつは男だろ?で、どこでバイトする気?」


「何か言ってることがメチャクチャだよ?」


あたしがクスクス笑うと龍馬は「あーー、もう!!」と言いながら髪をクシャクシャとかきあげた。


「美空がバイト始めたら、会う時間減るだろ!それに、俺以外の男が美空にちょっかい出すだろうし。とにかく、バイトは禁止!」


「えー……どうしようかなぁ……」


龍馬の反応が少しだけおかしくて、からかい口調で煽る。


自分はずっとMなのかと思ってたけど、案外Sもいけるかも!!


すると、龍馬は急にあたしの首筋に唇を寄せた。