お互いの体温が重なり合って、すごく気持ちいい。 龍馬の引き締まった腕に抱かれていると何も考えられなくなる。 「痛かったら言えよ?」 「……うん」 龍馬の大きな背中にギュッと掴まってその時を待つ。 「……いっ……たぁ……」 「美空、力抜いて?」 あたしをリラックスさせようとしてか、龍馬は何度もあたしにキスをした。 下半身を引き裂かれるような痛みの後に襲ってきた喜び。 「……龍馬……大好きだよ」 あたし、龍馬と結ばれたんだね。 甘美なその痛みがあたしにとってこれ以上ない幸せだった。