「今すぐ第四公園に一人で来い。いいな?」


「……あぁ。分かった」


こんなに早く川上がメソ男に手を出すとは考えていなかった。


俺の考えが甘かったのかもしれない。


クソっ……やられた。



「今すぐ行くからそこで待ってろ」


心臓がバクバクと嫌な音を立てて鳴り続ける。



もしもあいつに何かあったら……


「……メソ男……待ってろよ」


俺は単車を公園の入口に止めると、ギュッと唇を噛み締めた。