「……やっ……」 背筋がぞくぞくして思わず体をよじる。 今まで味わったことのない感覚に体がついていかない。 頭と体が別々になったみたい。 あたしはギュッと目を瞑り、龍馬に身を委ねることにした。 龍馬は何度もあたしに優しくキスを落として、頭を撫でてくれる。 あたしの体が強張っていることに気付いているんだろう。 「……龍馬……恥ずかしいよ……」 龍馬の大きな手の平が、Yシャツの中に差し込まれようとした瞬間、 ≪ブーッブーッブーッ≫ テーブルの上に乗せてあった龍馬の携帯が突然震え始めた。