Black★Joker【完結】



「こっちが俺の部屋」


龍馬はあたしの手を優しく掴んで部屋へと誘導してくれた。


でも扉を開けて中に入った瞬間、あたしは思わず絶句した。



「ちょ、ちょっと……これは一体何?!何が起こったの?!」


「別に何も起ってないじゃん」


「泥棒でも入ったの?!」


「あー……そうかも」


表情一つ変えずに慣れた様子でベッドの上に腰掛ける龍馬。


部屋の中は物が散乱してとんでもないことになっていた。