「どこの誰だか知らないけど、優と関わり合うのを止めさせたくてね。脅されてるなら警察にも相談しなくちゃ」 「でも、そのバイクの人は……優の友達かもしれないし……」 現に、龍馬と優は友達でありバイト仲間でもある。 何とかフォローしようとそう言うと、おばさんは目の端を吊り上げた。 「バイクに乗るような友達なんて優には必要ないわ」 あれ……?おばさんって、こんなこと言う人だったっけ? ピシャリとそう言って退けたおばさんに思わず言葉を失う。