「美空と一緒にいると楽しい。だから好きなんだよ、きっと」 「な、な、何それ?!」 なんだかよく分からないけど、付き合えるのはすごく嬉しい。 だけど、なんかまだ頭の中がゴチャゴチャしていて素直に喜べない。 「龍馬、あのさ……――」 でも、付き合うならちゃんとした付き合いをしたい。 龍馬の言い方からすると、友達の延長線上の付き合いのような気がして。 きちんと確認を取ろうとした瞬間、 「……っん!!」 あたしの唇は龍馬によって奪われた。