゛おやすみ゛とみんなが呟いてから気がつけば夜中で、私は一人眠れないでいた。



壁にもたれて愛菜の事が離れられず考える。



怒ってないかな。
いまどうしてるかな。



そんな事ばかりが頭の中をグルグルと駆け回る。




そんな時、一輝が目を覚ました。




「ごめん、起こした?」



「ううん」



と眠そうに顔を横に振る。




「眠れないの?」




「ちょっとね…」




「ちょっと来い」




そう言われ、一輝の後をついて行った。